人間環境大学でのびのび学ぼう【いろいろな仕事に挑戦できる】

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思ったことを素直に書く力

勉強

シンプルに書くのが一番

受験生にとってもっとも悩ましいものの一つが小論文なのは疑う余地はないだろう。私はしがない塾講師として生計を立てているが、多くの高校生が…いや、最近では中学生までもが入試で小論文を書かなくてはいけない、ということで対策に追われているのをよく見る。しかし、正直なところそこまで対策する必要があるものなのか私には甚だ疑問だったりする。ほとんどの生徒の言い分は「何を書いていいかわからない」とのことだが、私からしてみれば「何を書いたっていいじゃあないか」と思うのだ。勿論、テーマが決まっていることだって多いから完全に自由とまでは行かないかもしれないが、そのテーマにさえ沿っていれば何を書いたっていいのだ。これほど楽でしかも面白いものはないと思うのだが。とはいっても生徒達の気持ちもわかる。学校でも塾でも行われる小論文対策というのは「如何に崇高で高得点が取れる文を書けるか」というところにのみ焦点が当てられているからだ。これでは生徒達の思うままに書くことは無理だし、ただただ彼らが自信を失うだけだ。まずは簡単な単語だけでもいいし、難しい文法を使わなくてもいい。テーマに沿って自分の言いたいことを書かせてあげるべきだ。分かりやすい例で考えてみよう。「日本人の消費をあげるにはどうすればいいのか」というテーマがあったとしよう。多くの子供たちは「消費税」「経済」といった単語を無意識のうちに使おうとしている。しかし、彼らにはそれを十分に使いこなせるだけの知識は完全には備わっていない。知識もない単語を使って文章を書くことが果たして出来るか、といえば答えは明白である。そうではなくてもっと簡単に書けばいいのだ。「ものを安くすれば消費は増える」とならどうだろう。少なくとも簡単な単語だし、簡単な考えだがこれだって一理あるはずだ。小論文は、自分の考えを簡単に素直に書くところから始まるのである。